palavasのブログ

2018年03月

311日の午後、山形県長井市中央会館で、甦る というお酒の発表会がありました。

このお酒、東日本大震災の津波と原発事故により、浪江町から避難・移住し、現在は山形県長井市でお酒を造っている「鈴木酒造店」さんから、毎年3月11日に発売されているお酒です。

 

新酒の発表会もこの日は311日に合わせて開催されました。

 

鈴木さんのこれまでの歩み、東洋酒造さんから酒蔵を引き継いでこの長井で酒造りを再開するにいたったことは、数々のサイトにかかれていますので割愛します。

(私の一つ前のブログにもあります)

 

長井市のみなさんと、鈴木酒造店さんとともに二人三脚で作り上げてきた「甦る」。

このお酒は特別な想いが詰まっています。

鈴木さんのお話からはじまり、子供たちの支援につなげたいということで選ばれた寄付先の、葉っぱ塾さんの活動も紹介されました。福島の子供たちの保養、ずっと続けてこられています。この活動は子供にとってももちろんいいし、不安を抱えるお母さん同士が交流できて心癒される大事な活動なことがわかりました。葉っぱ塾のブログはこちらです。。

blog.livedoor.jp/happajuku/

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会のはじめに、鈴木酒造店さんが、献杯酒として造った「ゴールデンスランバ」であの日の事故で失われたすべての魂に献杯。

そして、甦る 明日のためにみなで乾杯を。献杯と乾杯を僭越ながら私がさせていただくことになり、乾杯は、私と村田君が出会うきっかけとなったR&Bソサエティ方式でさせていただきました。

 

この日、「甦る」 のテーマソングを披露させていただきました。長井のみなさんが大切にしてきた「さわのはな」と「甦る」。心温まるおいしい日本酒です。

その皆さんの気持ちによりそい、ふるさとを想う気持ちを互いに想像しあうことで、新しい明日に転換できる。そのきっかけになるような歌を届けたい。皆の気持ちをくみとり、たくさんの人にあって話をきいて、たくさんの資料をよみといて、福島県郡山市出身の伊東和哉君が素晴らしい曲を書いてくれました。

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舞台のゴールデンスランバと甦るを前においての演奏です。

そして、この日の夜中に編集が終わったという「甦る」の映像を携えて、福島県いわき市から、映像作家の坂本さんがとんできてくれました。いわき市で映像制作集団
BONZUの代表を務めている方で、鈴木酒造店の記録をずっと、録り続けています。

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甦る はとても大切なので、歌詞をみんなに届けたいと思い、映像に歌詞を載せて表現してもらえないか?と無理にお願いしたのですが、頑張ってくださいました。田植え 稲刈り、仕込み、などなど、皆さんの笑顔がたくさん詰まったいい作品とともに、歌詞も披露です。(時間のないなかをほんとうにありがとう!)

 

歌い終わると、鈴木さん、竹田さんがかけよってきていました。

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私のもとにも、目を潤ませた裕子さんが・・・

 

長井のみんなで守ってきた歴史、そしてそれを受け入れ発展させていったこと、出会いそして別れもあった福島からの避難者のみなさんのこと、遠くからずっと応援してくれている人々の顔・・・いろんなことを思い出して、私も涙があふれてきました。

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今回のプロジェクトのメンバー。サックス&フルートの加藤さんはあいにくこの日は別件でこれませんでしたが、気持ちは共にここに。

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ミラーボールまで用意して待っててくれた中央会館社長と。

これから、どう生きていくか、更に生きると書いて、甦る、です。

このお酒を酌み交わしながら、未来について語り合うことが、新しい明日を作っていくのだと確信した夜でした。

 

次の日、12日の朝の通勤時間帯に、長井市のコミュニティFMおらんだラジオで、伊東和哉君が甦るについて、お話してくれました。

いろんな人の縁があって、生まれたお酒。これをさらにさらに大きな輪にしていけるといいですね。

 
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福島からの避難者の皆さんが、どれだけ勇気づけられたか、、、そして、避難者の方に逆に力をもらったのは我々です、とおっしゃる長井の皆さん、ほんとうに
ほんとうにあたたかいです!
その長井のみなさんに、今は休業中の伊東君もたくさんあたたかさをもらったからこの曲がかけたと話していました。
鈴木酒造長井蔵のブログはこちらから。
http://siosiowau.blog70.fc2.com/



最後に・・・甦る のテーマソングプロジェクトに参加してくれているサックス&フルートの加藤雄一郎さんが先日ライブをした、春まちカフェにご挨拶。フォンダンショコラとサイフォンコーヒーをいただいてきたのでした。駅からすぐにこんなスポットがあるのはいいですね!
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東日本大震災で津波の被害にあい、仕込んだばかりのお酒だけでなく、江戸時代から続く酒蔵も住居もすべて流されてしまった鈴木酒造店。
その後原発事で長きにわたる避難生活を余儀なくされました。もう、酒造りをやめようと思っていたところに、山形県長井市に、酒蔵の空きがあるという話がお酒造りの仲間から舞い込みました。現在のご当主のご両親、ご自身の妻子、一緒に酒造りを行ってきた弟さんの妻子と、一家で長井市に移り住み、蔵を再興することになりました。ほんとうに並大抵のことではなかったと思います。

長井市には、福島から小さい子供さんをつれて避難している方がたくさんいました。不安とやり切れない不満、そして、慣れない土地での暮らしは本当に大変だったことでしょう。でも、長井では、このできごとを自分事としてとらえ、避難している方々に生活と心のサポートを、惜しみなく与える方がたくさんいらっしゃいました。これは長井は「レインボープラン」という循環型農業の取り組みが続いている環境問題を重視した町であったこと、そして、黒獅子の里、長井は、志士の住む町であり、舟運で栄えた町は外からの皆さんを受け入れもてなす力があったことも影響していると私は思います。


長引く避難生活。不安と戸惑いがつづくなか、ひとつのプロジェクトがたちあがりました。避難者と受けいれの長井市民が協働で米作をつくり、長井で蔵を再建した鈴木酒造さんで酒造りをしよう、というものです。酒米には当地に伝わる今では作る人がとても少なくなってしまった「さわのはな」という品種が選ばれました。

長井で以前販売されもうなくなってしまったブランド名「甦る」がお酒の名前として選ばれました。復活させた米で、酒造りを復活させ、自分たちも新しい生き方へ転換する。更に生きるとかいて「甦る」。避難者と市民が協同して作るお酒にこれ以上の名前はない、ふさわしい名前でした。

最初田植えが2012年。その冬にみんなで仕込み、2013年3月11日に初リリース。その後毎年、3月11日に発売されています。

いまでは、福島の方長井の方だけでなく、全国から田植えや稲刈りに集まって来られて、文字通り皆があたらしい生き方に「甦る」酒となっています。

思いやりと心意気の輪は限りなく、をテーマに仕込まれているこのお酒。さすが銘醸、鈴木酒造の仕込みだけあって、きよらかでとてもうまい酒です。

 

今年も、3月11日にリリースされます。特別なお酒なので町のスーパーで手に入るというわけにはいきませんが、販売店のリストも鈴木酒造店さんが掲載してくれていますので、お問合せください。

 

·        原材料:米・米麹

·        原料米:長井産さわのはな100%

·        精米歩合:55%

·        アルコール度数:15度

売り上げの一部は、原発事故による避難児童・生徒の支援活動をしている団体、学校、教育委員会に寄付されています。

 http://www.iw-kotobuki.co.jp/products/yomigaeru_01.html

 

そして、今年2018年の3月11日、あたらしい動きとして、「甦る」 という歌ができあがり、お酒の交流会の場で発表されます。

この甦るプロジェクトをけん引してきた、村田さんの想いを、長井の名物夜のスナックで聞いたシンガーソングライター伊東和哉君が、曲にしました。自身も福島出身で3.11で被災し避難所生活を余儀なくされた彼。福島のことだけでなく、すべての人がふるさとを思う気持ちを曲にしました。
この曲の趣旨に賛同してくれた福島ゆかりのアーティストがさらに曲を仕上げています。
作詞作曲・歌:伊東和哉、サックス・フルート:加藤雄一郎、ギター・サウンドプロデュース:上野哲生、映像制作:坂本博紀 と、福島のアーディストの力が集結しています。さらに、ここに新たな力が加わる予定です。
いつかCD化するときはライナーノーツは福島のあの人に、帯にはあの方のひとことを・・・とか、妄想しています。

甦る は、お酒づくりだけでなく、お菓子屋さんやお肉やさんなど、いろいろなお仕事の方がメンバーとしてかかわっている、ラベルの絵のように人と人とをつなぐ酒です。日本の心がひとつになる。そんなお酒であると思っています。

 

みなさんも 甦る をまんなかにおいて、時間を過ごしてみませんか?

 

山形県長井市は山形新幹線赤湯駅から3〜40分行ったところにある、最上川ぞいの町。
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この長井市を中心としたツアーも3日め。最終日は、体験プログラムを組み込みました。
まずは、長井市のお隣、白鷹町へ向かいます。ここでは、紅花染めを体験。ならばされて、機械的に順番にやらされる....というよくありがちな体験ツアーとは大違いです。大きなこたつにあたりながら(寒かったのでとても助かりました。汗ばむくらいの暖かさは本当に嬉しい!)、紅花栽培を継承しようとご尽力されている今野さんが、紅花染めの歴史、くれないという意味、皇室との関わり、などなどたくさんお話を聞かせてくれました。
聞きたいこと、知りたいことがあればどんどん質問してみるといいですよ!
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その後、染め方を教えてもらったら、それぞれ好きな模様を考えます。その模様を作り出すにはどうしたらいいか?頭をひねります。そして4〜5人のグループで染めます。
それぞれ違う柄だから、人と比べられることも気にしない。自分だけの作品ができあがるのはとてもいいですね。
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紅花染めのあとは、お楽しみの昼食。白鷹町には有名な蕎麦屋さんが何軒かありますが、そのうちの一つ八寸へ。ここは以前は長井市に在ったので、長井の皆さんとも旧知の中。地物の大きなしいたけ天ぷらと、日本酒をいただきながらの昼食となりました。その時々で最良のそば粉を選んで手打ちするそばはもちろん、ここの蕎麦つゆが絶品なのです。
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お腹いっぱいになったら、体を動かしましよう。雪中キャベツっていうものを、皆さんご存知ですか?
キャベツを秋に収穫せずに畑に置いておくと、上から雪がつもります。雪の中でキャベツは凍ってしまわないように自分で甘味を蓄えて行くので、とても甘くなりみずみずしいキャベツが取れるのです。でも、収穫するには2メートルくらい積もった雪をかき分けなくてはいけません。降り積もった雪は、掘り進むのも一苦労。周りも掘らないと、キャベツを取り出せないので、周囲1メートルくらいの雪を堀上げなくてはいけないのです。そうして、収穫したキャベツは格別。 りんご狩り、ブドウ狩りもいいけど、キャベツ狩りもなかなか乙ですよ。

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今回の旅、年齢も出身も仕事も様々な人たちが集まってくれました。移動の車内で、会話したり、食事したりの時間に、皆さんがたくさん交流してくれて、様々な世代の考えや行動を知ってもらえたらいいなと思って企画しました。年や仕事は違っても、自然の力やうまいものの力で、楽しい時間を共に過ごす音ができます。その力が、長井市を中心とした置賜地方にはあります。最近は地方創成が流行り言葉になって、お仕着せのツアーや、箱物作ったのに、人がこない、と嘆いているようなところもあるようです。
大切なのは、人の愛が感じられることだと思います。それが文化交流なのだと思います。


首都圏から、忙しい中を時間を作って集まってくださったみなさま。そのみなさまを、本当に楽しんで帰ってもらおう、とおもてなしをしてくださった受け入れ先のみなさま。本当に愛に溢れた時間でした。全て参加費を払って、一人の参加者として参加した私も、また行きたいと思っています。次は夏に、緑の田んぼが揺れる中を、フラワー長井戦で旅しましょう!
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