9日のHOBO CONNECTION、ほんとに行ってよかった。ゆうこ先生、お声掛けてくれてありがとう。すごかった。
これまで何度も聴いてきた満月の夕、昨夜は特別なものでした。チャボさんとこの曲を相馬で演った映像は何度もみて、その度いいなあと思ってたけど、現実はもっとすごかった。梅津さんのサックスが響いた瞬間、がまんしてた涙があふれてきてしまいました。
もう会えなくなってしまった人のことが次々と思いだされては消え、私のルーツ福島の人々の顔が浮かび、そして音楽を通じて出会った九州から北海道まで様々な人のことが頭をぐるぐるまわりました。
ライブ開場でこんなに泣いたのは初めて。でも、だんだん、洋さんの声が身体の中に鳴り響いてきて、チャボさんのギターが私の顔を上げてくれました。人は出会いと別れを何度もくりかえしながら、それでも生きていくのです。
ライブ後に中華屋で、ゆうこ先生が「仕事なんかしてる場合じゃないよ」って言ってた。もうどうにもならないんじゃないかと、うつむいていた私たちの顔を上げてくれたライブだった。本当にいい企画でした。
こういう機会がないと、七尾旅人さんを聴く機会はなかったです。音楽はやっぱり、知らない世界につれていってくれるのね。
リクオさん、ほんとーにありがとう!

音楽家は年齢を重ねるごとにどんどん上手くなって、スポーツ選手だとそうはいかないけれど、音楽はずっと続けていくと、良くなっていったりします。
ディランを一昨年見た時に、すごくそう思ったのです。そのまえは大学生のときに武道館の時以来だったのだけど、とってもカッコよくなってたよ!
聴く側も年月を経て耳も少しは肥えて、いろんな聴き方ができるようになるということもあるのかな。わからなかったことがわかるようになります。だから音楽は面白いです。

もう若くないからライブに行かないなんていうのはもったいないかなあと思います。でも、若い時のように行く機会を失ってしまうことも確かなんだよね。。。。この人のライブは毎回みたいなあと思うミュージシャンと、行く仲間と、できたら近くで見れたら最高です。そんな、40代のための音楽熱再燃のきっかけを、夏に鎌倉で、作ろうと思ってます。楽しみにしててね!